香草・ハーブ
ノコギリコリアンダー
(オオバコエンドロ)
ノコギリコリアンダー(パクチーファラン)は広く使われる香草で、生で食べたり、フォーや魚のスープなどの料理に加えたりします。マイルドで非常に魅力的な香りがあります。
生育条件
準備
水分要求
ノコギリコリアンダー
Eryngium foetidum L
1. 生物学的特徴
浅いひげ根。一年草、高さ15-20cm。鋸歯状の葉、マイルドな香り。
2. 用途
風味豊かなスパイス(フォー、スープ)および薬用(インフルエンザ、消化不良)。
3. 栽培技術
春(1-2月)。遮光が必要。排水性の良い土壌。
I. 用途と価値
ノコギリコリアンダー(オオバコエンドロ)は、ベトナム全土で広く使われているハーブです。他の野菜と一緒に生で食べたり、フォーや魚のスープ、豚肉巻きなどの料理の風味付けに使われます。食欲をそそるマイルドで魅力的な香りがあります。栽培の経済効果も高い作物です。
"輸出の場合、国内消費よりも50%以上の利益が見込める"
薬効: インフルエンザ、鎮痛、高タンパク摂取による消化不良などの治療にも用いられる薬草です。
II. 生物学的特徴
- 根・茎: ひげ根系で浅く、主に表土層に分布。一年草で、生育段階に応じて15-20cm以上の高さになります。
- 葉・花: 葉は根元近くに密生し、鋸歯状の硬く長い形をしており、濃い緑色です。花は緑白色、果実は球形で、小さな黒褐色の種子があります。
- 気候: 温暖で涼しい気候を好み、耐寒性があります。湿気を好みますが、浸水には弱いです。
- 光: 散乱光(半日陰)を好みます。直射日光は成長を妨げ、収量を減らすため、生産には遮光が必要です。
- 土壌: 有機質に富み、軽く、排水性の良い中性pHの土壌でよく育ちます。
III. 栽培技術
1. 時期
- 最適期: 1月-2月。温暖な気候の場所では一年中栽培可能です。
- 南部地域: 雨季の終わり(11月から翌年2月)に播種を開始します。
2. 土壌と肥料
土作り: よく耕し、除草します。季節に応じて幅1.1-1.5mの畝を作ります。
1,000m²あたりの肥料:
- 完熟堆肥: 1.0 - 1.5トン
- 過リン酸石灰: 25 - 30kg
- 塩化カリウム: 15 - 20kg
- 化成肥料(NPK): 30 - 40kg
* 元肥: 全量の堆肥、NPKの1/3、リン酸の全量、カリウムの1/3を播種15-20日前に畝の表面に混ぜ込みます。
3. 播種と管理
- 播種: 1.2-1.5kg/1000m²。35-40℃のぬるま湯に10-12時間浸漬し、洗浄後、細かい土と混ぜてばらまきします。薄く土と藁などで覆います。
- 遮光: 1.8-2.0mの高さの黒いネットや竹スクリーンを使用します。一年中遮光が必要です。
- 管理:
- 湿り気を保つように水やり(10日に1回の畝間灌水)。大雨の時は排水します。
- 定期的に手作業で除草します。
- 追肥: 1回目(本葉2-3枚)に6-8kgのNPKまたは尿素溶液。2回目は12-15日後。生育旺盛期にカリウムを追肥します。 - 病害虫: 病害虫は少ないですが、生物農薬や総合的病害虫管理(IPM)の使用を推奨します。
IV. 収穫と採種
- 収穫: 定植後35-40日(葉が5-6枚)。古い葉3枚と新芽1枚を残して成熟した葉を収穫します。5-7枚で束にします。
- 収量: 年間12-13回(約8ヶ月間)収穫可能。南部では全草を刈り取り、再播種することが多いです。
- 採種: 10月に収穫を止め、開花させます。12月に種子が熟したら、全草を刈り取って乾燥させ、種子を集めて保存します。
成長サイクル
播種
浸漬、ばらまき、覆土。
管理
遮光、水やり、追肥(2回)。
初収穫
35-40日後。
定期収穫
年間を通じて継続的に収穫。